ラトビアのサッカー事情について

今回は僕が1カ国目にプレーしたラトビアでのサッカー事情について書こうと思います。
そもそもラトビアってどこの国かご存知でしょうか?

僕も知りませんでした。。
ですので、ラトビアがどういう国なのかというところから説明していこうと思います。

東欧に位置するラトビア共和国

赤く表示されているのがラトビアです。

場所はというと東ヨーロッパに位置し、北にはエストニアがあり、さらに上に海を渡ると北欧があります。

東に隣接している国がロシアで下に隣接しているのが、リトアニアでエストニアと合わせてバルト三国と呼ばれています。

まあまあ小さい国だということがわかると思います。

そんなところで僕はサッカー選手として契約を頂き、短期間ですがプレーしていました。

人口約189万人
首都リガ
公用語ラトビア語
国土面積約6.5万平方キロメートル
通貨ユーロ

まあまあ小さい国だということがわかると思います。

そんなところで僕はサッカー選手として契約を頂き、短期間ですがプレーしていました。

サッカーリーグについて

ラトビアのプロサッカーリーグは2部構成になっています。
日本で言うところのJ1とJ2でプロリーグが構成されていると言えばイメージがつきますね。

リーグ構成・仕組みに関しては以下画像の通り。

トップリーグで優勝すれば、チャンピンズリーグの予備予選に出場でき勝ち上がることができればもちろん本戦出場もできます。

ちなみに僕が所属していたチームは、FK audaというチームで当時は1.リーガリーグに所属していました。
現在は、ヴィルスリーガに昇格し中位に位置しなかなか奮闘しています。(2022シーズン)

ヴィルスリーガであれば、各国を渡り歩いてきた選手や各国代表選手が所属していたりします。

練習試合したチームがヴィルスリーガの強豪チームで(スコントというチームで現在は解体されました)僕がマッチアップした選手は、トルクメニスタン代表の選手でした。

鬼足が速かったので対人で苦戦させられたのを覚えています。

リーグレベルでいうと、ヴィルスリーガはJ2の中位くらいで1.リーガリーグはJ3〜JFLほどのレベル感だと思います。

ヨーロッパの玄関

ラトビアリーグは毎年海外から日本人も含め、多くの選手がトライアルに挑戦しています。
実際、僕がいた頃もチームに5人と他チームに数名日本人選手がいました。

また、過去にラトビアリーグに所属した日本人で有名な選手は、赤星貴文選手(元浦和レッズ所属)で、
彼はラトビアリーグで結果を残し、その後ポーランド、ロシアリーグとステップアップに成功しています。

僕の同じチームの日本人選手もまた結果を残しセルビア1部リーグに移籍し、そこからポーランド1部リーグにステップアップに成功されていました。

ラトビアリーグ出身で最も成功した選手は、カスパルス・ゴルクシュス選手(元ラトビア代表)で、

彼は僕が所属していたチームでキャリアをスタートさせ、そこからヨーロッパのチームを渡り歩き、

イングランドの当時はプレミアリーグに所属していたクイーンズパークレンジャーズに移籍を成功させました。

このようにラトビアリーグ経由でヨーロッパの中堅リーグにステップアップし、最終的にヨーロッパの主要国リーグでプレーを目指してプレーしている選手が多くラトビアではプレーしています。

そのため、ヨーロッパ各国のスカウトマンも目つけているのがラトビアリーグであります。

その所以からラトビアリーグは「ヨーロッパの玄関口」と言われています。

契約形態について

僕の契約形態を公開します。
契約内容は、半年契約の食事提供とアパート提供でした。

住んでいたアパート。
日本人5人とグルジア人2人の7人での共同生活でした。
奥に写っている部屋が日本時部屋。
レストランに行けば自動で出てくる提供されていた食事。
芋が揚げているか蒸されているか、肉か魚、ライス、紫のよくわからない野菜がワンプレートで出されていました。

サラリーに関しては、結果次第と伝えられていました。当時18歳と若かったのとキャリアがなかったので、こんなもんだと思います。

実際、チームの選手もサッカーだけでは生活できないので日中は他の仕事をしている選手がほとんどでした。

当たり前ですが、選手によって契約内容は異なります。他チームに所属していた日本人選手の契約内容をこそっと聞いたところ、月15万ほどもらっている選手(ヴィルスリーガ所属選手)もいました。

なので、サッカーだけで生活している選手と仕事と掛け持ちしている選手とがいて契約はピンキリです。

練習について

上記で述べたように昼間仕事をしている選手もいるので、練習は18時からスタートし大体20時くらいまででした。

なので日中は朝はランニングしてゆっくりして夜は練習のルーティンを過ごしていました。

練習できつかったのが火曜日。


1時間走り込みをして、そのままジムにぶち込まれて1時間エアロビで身体全身を動かして30分間鬼の筋トレ。

水曜日は身体バキバキになって練習していましたのを覚えています。

土曜日は試合で日曜日はオフ。これが一週間のルーティンでした。

休暇は首都のリガで観光したりカフェでゆっくりするのが最高の癒しでしたね。

リガの旧市街の風景。
街並みがメルヘンでどこを撮影しても絵になる。

こんな選手にオススメ

ラトビアリーグに挑戦する選手はこんな方がオススメです。

  • ヨーロッパでキャリアをスタートさせたい。
  • ヨーロッパでステップアップしていきたい。
  • 一度は海外でプレーしてみたい。

ラトビアリーグは2部であれば、さほどレベル高くないので一度は海外でプレーしたいという方はオススメです。

なのでキャリアスタートとして、ラトビアで活躍してステップアップの踏み台としても条件としていいと思います。

尚更ヨーロッパでゴリゴリとステップアップへの闘志がある方は、踏み台としてはかな良好だと思います。

実際周りの選手でも、ラトビアリーグでキャリアをスタートさせてクロアチアやポーランド中にはポルトガルにステップアップさせた選手もいます。

どんな選手にもチャンスは存分にあります。
また、ラトビアリーグについてや海外のサッカー事情について実際に質問したいという方は、
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てつや@サッカー選手からwebエンジニア👨‍💻

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